もしも、願いが叶うなら

思うがままに駆け抜けて

最高な夏は、最高なままで




2016年、夏。
この夏はいろんな意味で忘れられない夏になるんだろうなあ。自己満ブログもいいところだけど、この夏は、この夏だけはちゃんと文章で残しておきたくて。忘れられない夏にはなったんだろうけど、絶対に忘れたくない5周年の夏だから拙い文章だけど、記事にしておこうと思う。




6月22日、5枚目のアルバム『I SCREAM』発売。
このアルバムを皮切りにキスマイサマーがスタートした。

初めての挑戦をたくさんたくさん盛り込んだ、キスマイの魅力がぎゅっと詰まった最高のアルバムだった。


ーーー甘いだけの男じゃ、物足りない



第1弾スポットのフレーズ。そしてそのバックで流れていたのは後に多くのファンに愛され、たくさんの中毒者を生み出し何万人ものファンをツアーロスに陥れた、我らがアイスクリームナイト。あのスポットが流れていた頃はこんな夏が待ってるなんて思っても見なかったし、なんでもっと心臓を集めておかなかったんだってちょっと後悔してる。こんなに気持ちはまだ夏なのに思いっきり季節に取り残されてるんだもん。窓から吹き抜ける風が夏をさらいにきてるけど、その夏に必死にしがみついてる。だってきたやまくんめちゃくちゃかっこよかったから。(そこ)


『甘いだけじゃない、刺激的なキスマイ』

その言葉の通り、色んな姿を見せてくれた。



ーーーだから少し刺激的




ーーー僕らは、愛を叫び続ける




なんて素敵なアルバムだったんだろう。聞く度にその深みにはまっていく中毒曲もあれば、コンサートでの披露でどんどん化けていく曲もあった。7人それぞれのソロ曲も個々の個性が最大限に引き出されていて、全てカラーの違った曲で聴いていても見ていてもとっても楽しかった。なんていうか、こんなに個性バラバラでテーマも全く違うのによくひとつのアルバムにこんなに盛り込んだなって笑っちゃうくらい。だけどそれが彼らの大きな武器で、7人それぞれが今までの個々のお仕事で培った経験を活かしそして身につけてきたものを集約させた結果なんだ、って。キスマイってめちゃくちゃ強いよね。このアルバムに一通り目を通してディスクをしまった後すっごくワクワクしたの。「どうしよう、キスマイやばい」って観終わって口から飛び出した第一声はこんな間抜けな言葉で。ただただ可能性しか感じなかった。このグループを好きになって本当に良かった、ってアルバム見ただけで大袈裟かもしれないけど、そう思ったんだよね。


MVもそうだけど、5年目にしてやっとこんなにお金かけて貰えるようになったんだってちょっと感慨深かったかな。(お金の話になって申し訳ないけど)スタブロも相変わらず泣かせにかかってくる文章と、めちゃくちゃ良いタイミングでぶち込んでくるピアノver.のBGM。あれズルイよね。えいべたんマジ結婚して欲しい。(お読みくださってる方、BGMはぜひDREAM STAGE ピアノver.で)





以前、北山くんがインタビューで言っていた、『キスマイは何にでも染まれる』。その言葉の通り、甘いだけじゃない、刺激的な姿をたくさん見せてくれた。Mステでのパフォーマンスにしても、1歩も近付くことを許さないような雰囲気を醸し出したギラギラな7人から一転変わって、爽やかで切なくなっちゃうような夏の終わりの曲でキラキラとした"これぞアイドル"という姿をキスマイの原点、そして最大の武器であるローラースケートで見せてくれた。ずっとキスマイを追いかけてきたはずなのに、いつの間にか7人それぞれものすっごい武器を身につけてキスマイというホームに持って帰ってきてた。外から見ればまだまだ未熟かもしれない。だけど、それでも私はこの人達を好きになって本当に良かったってそう思えた、そう思えたキスマイサマーだった。






"5周年は通過点だから"


そう、通過点。
だからここでブレーキなんかかけたくない。10周年の景色も15周年の景色も、そしてずっと先の景色も彼らと一緒に見たい。



私は今まで、アイドルとファンとの関係性ってアイドルが私たちファンを引っ張っていってくれる、導いてくれる、ってそう思ってた。私たちファンは後ろからそっとその景色を見てればいいんだ、ただついていくだけでいいんだって。でも、違ったんだよね。アイドルが私たちに「ファンに支えられてる」って言ってくれるけど、支えるってこういうことなんだって思った。アイドルがアイドルでい続けるためにはファンの存在って絶対になくちゃならないし、それを目に見える形で発信しなきゃならない。それが、アイドルがずっとアイドルでいられて、私たちファンが大好きな人たちとその景色を一緒に見ることができる唯一の方法だから。


事務所は待ってくれない。いつ彼らの夢を、私たちの夢を奪われるかわからない。いつ真っ暗闇に突き落とされるかわからない。そんなこと絶対にさせたくないから、だから私たちは私たちのやり方で守らなくちゃいけない。それはアイドルのためでもあるけど、自分のためにも。アイドルが私たちを引っ張っていってくれるのは変わらないしその関係性が間違ってるだなんて思わない。だけど、時にはファンが引っ張ってあげることも必要で。ひとりひとりの力は小さくても、それが合わされば大きな大きな力となって彼らの笑顔を守る盾になってくれるってそう信じてる。



彼らの未来は保証されたものじゃないし、今輝いていても数字ひとつで、順位ひとつでその輝く場所を失ってしまうかもしれない。それがものすごく怖くて。高を括ってたんだと思う。「ジャニーズはいつも1位」だなんてそんなこと絶対ないんだってそう見せしめられた。『油断してたでしょ?やれるもんならやってみな』ってある意味事務所からの挑戦状だったのかなあ。いろんな意見が飛び交う中で、至るところで何も生まれない、何の意味も成さないファン同士の争いが起きていて。気持ちはみんな一緒なのにね。お互いの大好きな人たちの笑顔が見たい、ってただそれだけなのにね。

でも、今回の件でひとつひとつの作品に対する数字がどれだけ大切なのか、忘れていた1番大事なことを改めて認識させてくれた。だってあの順位がなければ、きっといつもと同じように何もせず、いつもと同じくらいの枚数で満足してたから。彼らの未来を見たいなら、テッペン取って欲しいなら私たちファンが頑張らなくちゃならないのに。もう二度とあんな順位見たくないけど良いきっかけだったのかもしれない。逆境に立たされたときにこそ熱く燃えることができる、もっともっと強くなれる。そんなキスマイだから私たちキスマイファンも、そしてファンだけでなくメンバーそれぞれの繋がりから広がった各方面のファンの方々も力を貸してくれた。すごいよ、キスマイ。





何十年後かに、7人で歩いてきた道を振り返るときがきたら、横一列で7人並んで、笑って振り返りたい。("裸の時代"より)



その『何十年後か』を守りたい、その一心で自分ができることを精一杯やった。その思いがグループを超え、事務所を超え、たくさんの人達の心を動かした。







なんて、今まで散々大口叩いて語ってきちゃったけど私はまだまだ親のお金で勉強をさせてもらっている学生で、まだお酒も呑めない年齢で。本当は私だってお店駆け回って何十枚何百枚と買い占めたいけれど、経済力もなにもない学生にそんなことできるはずがない。でもたった数枚しか買えなくとも、この数枚が微力かもしれないけどきっと力になるはずってそう信じてる。この1枚1枚のCDに懸けたたくさんの人たちの想いがどうか実を結びますように。彼らに大きな大きな"ナンバーワン"の花を贈ってあげることができますように。彼らの輝く場所と笑顔を守ることができますように。





キスマイサマーのラストにこんな決戦が待ち構えていたなんて思ってもみなかったけど、私たちからもキスマイに夏の最後のプレゼントを贈れるよう、今はただ信じて結果を待つばかりです。最高の夏をありがとう!どうか、どうかナンバーワンを掴み取れていますように。